ocho6の伊那日記

伊那市で息子と猫と実家居候中

新年度の抱負

私たちの伊那市での生活は数ヶ月が過ぎ、どんも私も猫も伊那生活にどっぷりと浸かりこんでいる。特に猫はいつのまにか戸締りのずさんな私たちの隙をついては積極的に外遊びに繰り出す様になり、行動範囲も徐々に拡げているようで困っている。今日は私とどんと玄関前で合流して私に戸を開けさせ、当然の様に家に入って行った。

またそれに伴いヒト類の方も外で猫を見かけてもあまり驚かなくなってしまい、もうあの猫はどうせ帰ってくるしという雰囲気がなんとなく漂い始め、戸締りはよりずさんになるという負のスパイラルに陥っている。

これではいかん、春に浮かれた猫のふんどしの紐を締め直しの時期である。

 

 

ところで最近、私の執拗な啓蒙活動が実を結び、渋っていた家族が段々と私に車の運転を託してくれるようになった。まだ少々危ういが天竜川を渡って往き来する位なら誰も気にしない程になったのだ。

すると私の伊那生活が急に広がり始めた。なにしろ車さえ借りられれば自分で誰に頼むこともなくどこでもいけてしまう。綿半も平安堂も公園も友達との約束も!30代にして初めて伊那で一人前になったような気さえしてうきうきする。

しかし、最近毎日の様に車で繰り出していく高校卒業したての甥とその友達を見ていたら正に今の私の心境なのでは、と思い当たった。しかもあちらは松本やらなんやらと市外にまで進出していて市内でちまちま移動している私をアッサリと飛び越えている。

幸い甥はまだ免許を取っていないので、奴が免許を取るであろう夏までには松本進出を果たしたいと思う。叔母としての威厳死守のため。

 

猫のふんどし、松本制覇が私の新年度の合言葉となった。

 

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赤い枝の春日公園