伊那の冬越え
毎朝、洗濯機にお湯をかけている。寒くて注水ホースと口が凍ってしまうからだ。寝る前にホースを外しておけばよいのだけど、夜に屋外の洗濯場に行くずくがでない。
去年の冬も伊那にいたけれどこんなに寒いものだったかどうか思い出せない。きっと寒くて仕方がなかったと思うのだけど、去年どころか昨日の寒さの記憶も何となくぼんやりしている。
毎日寒くて目が覚めるし、凍った洗濯物や痛いあかぎれにはうんざりしているのに。
このぼんやりとする寒さの記憶は伊那の昼間の強い日差しのせいではないだろうか。朝の忙しい時間が終わって外を見る余裕が出る頃にはあの強い日差しが照り付けている。どんと散歩にでると顔はほてるし、雪はぱたぱたと溶けている。うちを囲む山までなんだか緑に見える。こうして暑いのか寒いのか混乱させられたまま一日が終わっていく。
伊那は今年も本当に寒い冬だけど、そうでもなかったような、まだ大丈夫だったよなとぼんやりとした記憶でまた冬が越せる。
凍る窓
姉はクッキーに花を載せてきた
高遠小亀まんじゅうに姉のメレンゲで夜のお茶
夫のごはん、チキンラップ。なんて美味しそうなチップス!ラップを食べたくなりトルティーヤ生地を作ろうとしたら固いナンが出来た。再挑戦します。